【運営委員ブログ】消費者団体の共同声明、一人ひとりの思いを聞きたい(2023年4月27日)
「敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有と防衛費増大に反対する消費者団体の共同声明」への賛同が90団体になりました(4月18日現在)。https://stest.okayama-web.net/topic/17845 当初、主婦連と日消連が呼びかけた時は、ここまで賛同が広がるとは思っていませんでした。改めて賛同団体の名簿を見てみると、実に多彩な名前が並んでいます…
【運営委員ブログ】武力でなく対話を、独占でなくシェアを(2023年3月22日)
最近、知人から歴史原稿の校正を託された。紀元前の地中海世界でローマと戦った、カルタゴの雄『ハンニバル』が題材の大作だった。戦争の話ばかりを読む羽目になったが、図らずも、紀元前の社会と現代社会とで、人間は、何1つ変わっていないことを思い知らされた。 食料、資源、富を求めて、他所に侵略戦争を仕掛けたり停戦したり、同盟を結んだり破ったり。戦争に勝つために、人間の知恵が投入され、技術革新が進んでいく。(ア…
【運営委員ブログ】ささやかな平和外交(2023年2月15日)
私が住む北海道小樽市には、たくさんの観光客が訪れます。特に中国や韓国などアジアの国の観光客が多いです。駅近くの私の店「ワオキツネザル」(絵本と環境雑貨)の前では、皆さんが店を背景にして記念撮影をしていかれます。赤い壁に緑の三角屋根が珍しいからかもしれません。 今、日本は米国と手を組み、中国や北朝鮮を「仮想敵国」とみなし、国を守るための軍事費を増額すると決めました。さらに…
【運営委員ブログ】マイクロプラから逃げられない(2023年1月26日)
散乱したプラスチックのゴミ拾いを思い立ったのは、2021年1月3日でした。いつも通る車道から見えるゴミの正体をつかみたかったのです。川へ降りていく坂道の草の根本にはタバコの吸い殻が隠れていました。2019年10月の台風由来で吹き飛ばされた洗濯機の部品、畳、ござ、トタンなども埋もれていました。 仲間を募り、川ゴミ拾いを続けました。ちょうど時期が夏に向かう頃で、小学生も来て…
【運営委員ブログ】Breaking Bread(ブレイク・ブレッド)(2022年12月21日)
ブレイク・ブレッドは、親しみを込めて食べ物を分かち合うという、昔から使われている表現です。みんなで食事を分け合うことでみんなが食べられるという意味です。聖書にも出てくる言葉ですが、パンがライ麦から作られ、今よりも硬かった中近東やヨーロッパでは一般的だったのでしょう。 この表現について、私はカナダのモントリオールで開かれた国連の生物多様性条約COP15の最後の瞬間、生物多…
【運営委員ブログ】洗剤も成分表示をよく見てみよう(2022年11月29日)
10月8、9日、岐阜県垂井町で開かれた「きれいな水といのちを守る第36回全国集会」に参加しました。この集会は「合成洗剤追放」の運動に関わっている方々が多いのですが、今回は若い方だけでなく年配者からも「石けんと合成洗剤の見分け方」を知りたいとの意見がありました。 最近は、「消費者リポート」でも洗濯用石けん・洗濯用合成洗剤等々の表示についての記事はあまりありませんでした。洗剤を買う時は表…
【運営委員ブログ】アベノミクスは格差を拡大させただけ(2022年10月3日)
★日消連・運営委員が、日消連の活動の中で感じたこと、考えたことを折に触れ掲載していきます。 アベノミクスは格差を拡大させただけ 安倍元首相の「国葬」が終了しました。日消連は反対声明を公表し、いろいろな集会やデモ等に参加しました。旧統一教会との問題が背景にあるにせよ、銃撃というような蛮行はあってはなりません。ただ、「国葬」は岸田政…
【運営委員ブログ】完全無農薬で自分で作る(2022年4月25日)
2020年から畑を借りて家庭菜園を始めました。健康的な食生活を送れるよう、食べる野菜は完全無農薬で、できるだけ自分で作りたいと考えたのです。車で15~20分で通えるところで、週に4、5回通っています。 野菜はできるだけ皮ごと食べるようにしていますが、それでも出る野菜クズ等を埋めて堆肥にしています。昨年は、きゅうり150本、なす30本、ピーマン15個、トマト8個、キャベツ…
【運営委員ブログ】思わぬところで……(2022年4月11日)
「やっぱり、除草剤でも撒こうかな……」という父のつぶやきが耳に入ってきてびっくりしました。家の周りにある土の部分はわずかではありますが、それでも色々な草が生えてくるには十分なスペースがあります。いつも気づくと父が雑草取りをしていて、悪いなあと思いながら、私が手伝うのはたまの週末に限られていました。そもそも、雑草くらい多少生えていてもいいじゃないかと思っている私と、こまめに雑草をとる父…
【運営委員ブログ】謎のT・K(2022年3月15日)
最近発行された創刊百周年号の「週刊朝日」に、「松本サリン事件」との関連で私の名前の記載があります。1994年6月27日、長野県松本市でサリンによる無差別殺人事件が発生しました。その翌日に、朝日新聞の記者から、国際基督教大学で有機リン化学の研究を行っていた私のところに問い合わせがありました。私は、「現在使われている有機リン系の農薬で、これだけの死者が出ることは考えられない。有機リン系農…